会議やプレゼンテーションでパワーポイントを投影する目的で使用されるプロジェクターですが最近では低価格のものから高機能なものなど様々な価格帯のものが販売されています。

仕訳を入力するにあたって10万円以上のものは購入時の費用処理は認められず有形固定資産として資産計上しなければいけない点に注意が必要です。そしてプロジェクターの取得価格を耐用年数に応じて各事業年度の損金に算入していくことになります。

プロジェクターの耐用年数

単体で使用する移動式のプロジェクターの場合は減価償却にあたって「映写機」と同じ取扱いになり、国税庁で公表している耐用年数表によると、「器具備品」、「4.光学機器及び写真製作機器」の「カメラ、映画撮影機、映写機及び望遠鏡」分類されるので耐用年数は5年になります。

プロジェクターランプの寿命

プロジェクターは本体の内部にランプが搭載されており、このランプから出る光をレンズで拡大することでスクリーンに映像が映し出されますが、このランプには寿命があり、プロジェクターがきちんと表示されない原因はこのランプ切れが原因であると言われています。

一般的なプロジェクターには「超高圧水銀発光ランプ(水銀ランプ)」という光源が使用されており、2,000時間から3,000時間で寿命が来ると言われていますが、最近はより寿命が長いLEDやレーザーを使ったプロジェクターを増えています。

プロジェクターランプの交換が面倒だ」、「プロジェクターを耐用年数より長く使いたい」という方は、メンテナンスフリーで使用できるレーザープリンターやLEDプロジェクターがおすすめです。

プロジェクターランプを長持ちさせるには

プロジェクターランプを長持ちさせるには、「ランプの光量を下げる」か「フィルターを定期的に清掃する」ことがポイントになります。

プロジェクターランプの光量を下げる

最近のプロジェクターにはランプの光量を調整する機能が搭載されていますが、もし画面の光量が十分な場合はランプの光量を下げることでプロジェクターランプの寿命を長持ちさせることができます。

またランプ光量が調整できない場合でもエコノミーモードの機能がある場合には、エコノミーモードを使うことで光量を調整することも可能です。

フィルターを定期的に清掃する

そしてフィルターを定期的に清掃することでプロジェクターランプの寿命を長持ちさせることも可能です。

プロジェクターの本体内部には埃が溜まりやすく、それが原因で使用中に温度が高くなることがあり、温度が高くなるとプロジェクターランプの劣化も早くなりますので、プロジェクターランプに埃が入ることを防止するフィルターを定期的に清掃することで寿命を長持ちさせ耐用年数よりも長く使用することも可能になります。